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都立高校入試【過去問】の使い方

都立高校入試の傾向と対策、過去問の使い方

受験生にとっては、受験勉強をする際に必須となる過去問題集。この記事では、都立高校入試の「傾向と対策」を踏まえたうえで、過去問題集を効果的に使うポイントをお伝えします。

 

都立高校入試の傾向と対策

国語の出題ポイントと入試に向けた準備

中学3年間の学習の中で身につけてきた、言葉についての知識とその運用能力、漢字の読み書き についての幅広く柔軟な知識、文学作品の環境についての知識、表現意図の読解力、そして、分かり易い文章表現力を確認することが、国語科入試の目的です。

出題される文章は、自然科学や芸術、歴史、地理などをテーマとすることがあるので、幅広い分野の本を読み、さまざまなジャンルの文章に慣れておくことが対策につながります。

また、文章を読んで自分の意見を答える作文が出題されるため、正確な文章理解とともに、記述力が求められます。

漢字の「読み」においては、難読漢字が出題される傾向が続いており、出題漢字の難度はやや上がっているといえます。

漢字は、教科書や副教材で習ったものはもちろん、読書によって、識字量を多くしておくことが 必要です。

また、論説文の内容をふまえた作文の対策として、様々なテーマに対応できるように、1つのジャンルに偏らない読書を心がけて、予備知識を増やす努力をしましょう。

日ごろから、文脈を押さえ、筆者の考えや登場人物の心情、段落ごとの関係をとらえながら読む練習をしてください。

大切だと思ったところには傍線を引きなが ら読むようにすると、要点がつかみやすくなります。

国語作文の課題と対策

毎年、「発表するための言葉」を 200字以内で書く形式です。

実際に声に出してみると、30秒程度で読み切ってしまう分量なので、わかりやすい言葉で説得力を持つ文章を作っていくことが、最大のポイ ント。対策としては、以下のことを心がけてください。

①   テーマは多岐にわたるので、様々なジャンルの本を読んで、幅広い予備知識をたくわえておく。

②   中学3年生までに習った漢字や語句は、正確に書けるようにしておく。

誤字・脱字は、国語の試験では、特に禁物です。

③分かりやすい言葉づかいをする。中学生の発表とは、中学1年生にも分かるようなものでなければなりません。

どういう言葉なら、1年生にも理解できるかを考えて、作文しましょう。

④読書後、経験も交えて 200字程度で意見をまとめる練習をし、字数に対する感覚を養うとともに、見聞や経験の「引き出し」を多く作るようにしましょう。

数学の出題ポイントと入試に向けた準備

例年、出題数や出題分野に大きな変化はなく、ほほ同じ形式で出題されています。

難易度的には、基本問題から応用問題まで幅広く出題されていますが、応用問題として出題される分野が決まっているので、対策は立てやすいです。

また、図形とからめた問題も多く、相似や線分比などの定理を使う問題が目立ちます。さらに、図形分野の総合問題も大間 2 題で出題され、思考力を問う問題が重要視されています。

入試の準備としては、まずは、教科書にのっている基本問題の習熟に努めましょう。

次に、苦手な分野に重点を置いて演習し、関数や図形の分野は応用問題にも手をつけておきましょう。

問題によっては、別解を考える勉強をすると、様々な角度から問題を見ることができ、問題ごとに効果的な解法を用いることができるようになるでしょう。また、必ず図形の証明問題が記述形式で 1題出されているので、合同や相似で使う定理の内容や図形の基本性質をしっかりと身につけ、証明に慣れておきましょう。

普段から解き方や式などをできるだけ細かく、丁寧に書く習慣を身につけておくとよいです。

英語の出題ポイントと入試に向けた準備

文法のレベル、扱われている単語はいずれも教科書レベルの基礎的なものが中心です。リスニングは標準レベルで、短い対話文や比較的長い長文が扱われています。

筆記問題では、例年、文法や単語の単独問題は出題されておらず、いずれも長文や対話文の読解問題が中心となっています。

長文や対話文の英文の量が比較的多いので、設問で問われている箇所を中心に内容をしっかり把握する必 要があります。

入試の準備として、まずは、教科書レベルの文法や単語をきちんと整理して、身につけることが大切です。

リスニングについては、英文を聞きながら内容をメモする練習をしておきましょう。

最初に問題用紙に与えられている選択肢を見て、何を問われるのかを予測をしてから英文を聞くとよいです。

筆記問題では、例年、英語で書かれた表や図などの資料を使った問題が出題されているので、資料を正しく読み取る練習が必要です。

読解問題の対策としては、代名詞や指示語の表している内容をまとめるなど、内容把握の練習をしておきましょう。

英間英答が必ず出題されるので、問われた内容を的確に答える練習もしておきましょう。

英作文については、与えられたテーマについて、正確に書ける単語や表現を使って、自分の考えを書けるようにしてください。

理科の出題ポイントと入試に向けた準備

実験や観察を中心に、教科書に見られるような基本的な題材から、応用的な題材まで扱われます。

基礎的な知識とともに、結果や理由を考察する科学的な思考力・応用力が求められています。

また、身のまわりの科学現象や環境問題などについて、レポートや会話文といった形式で毎年出題されており、科学分野への幅広い知識・関心も関われます。

選択問題が多いが、全体的に問題文などの文章が長いため、読み解く力や要点をつかむ力が必要です。

入試の準備としては、問題文や選択肢の文章が長く、応用的な題材が扱われることがあるものの、問われる内容は基礎的知識が多いので、基礎を十分に固めた上で、問題文や選択肢をすばやく正確に読み解き、正解を導き出す力をつけておく必要がある。

記述式の問題では、実験の結果を科学的に考察し、理由とともに表現する力もつけておきたいところ。

また、普段から身近な自然現象や環境問題などに、科学的関心を持ち、学習した内容と関連づけて、知識・理解を深めるようにしましょう。

社会の出題ポイントと入試に向けた準備

地理、歴史、公民の基本的な知識を問う問題も出題されるますが、知識と結び付けながら資料を判断する力、 2つ以上の資料を関連付けて考察する力、文章中から必要な情報を読み取る力など、応用力を要する問題が多いです。

資料から読み取れる内容をもとに変化の様子や理由、問題点などを説明する論述問題が複数出題されていることも大きな特徴です。

また、地理分野では地形図を使った問題、歴史分野では年代を並べ替える問題も毎年見られます。

このほか、地図中に道順や風向きなどを書き込む作図問題が出題されることもあります。

入試に向けた準備として、まずは基本的な知識を正確に身に付けておきましょう。

地理分野なら自然と産業の特徴を結びつける。

歴史分野なら出来事の流れや背景を押さえるといったように、知識を関連付けながら整理していくことが大切です。

公民分野では、政治や経済のしくみを憲法の条文などと合わせて、正確に理解するとともに、政治や社会の動きにも注意をしておきましょう。

資料の読み取りや論述問題については、慣れが必要です。

問題集や過去の入試問題などに多くあたり、解答を導くのに必要な情報やポイントを、すばやく読み取る練習や、読み取って考察した内容を、簡潔な文章に表現する練習を積 んでください。

 

都立高校の過去問題集の使い方

都立高校の過去問題集はいくつか出版されていますが、ここでは(株)ユーデックが出版している「東京都 公立高校入試問題集」を使って説明します。

購入はこちらから

ユーデック 過去問題集【令和2年度受験用】の特徴

平成29年度~平成31年度入試を収録、平成27年度・28年度はダウンロードして使用できます。

英語リスニング問題も音源をダウンロードする形式です。

実際の入試問題冊子と解答用紙を打ち直しせず、そのまま使用しています。

問題の体裁は、実際の入試と全く同じとなっており、実際の入試問題と同じ形式で過去問題を解くことができます。

別冊付録「5科ポイントブック」がセットになっており、各単元のおさらいができます。

詳しく丁寧な解説はもちろん、他ではない特徴として、英語長文・リスニングスクリプトの本文および日本語全訳と、古文の口語訳が収録されています。

もちろん、実際の入試を細かく分析のうえ導き出した、独自の出題傾向と予想・対策を収録しています。

使い方

①問題を解き、実際に解答用紙に書き込みましょう。

(別売の解答用紙をコピー、または、ユーデックの特設サイトより解答用紙をダウンロード、印刷して使用してください)⇒各教科の実際の試験時間に沿って問題を解くようにしましょう。

②答え合わせをします。

③間違ってしまったところ、できなかったところを、解説を読みがなら復習してください。

④間違ってしまった、できなかった単元を「5科ポイントブック」で確認します。(解説ページには、その問題で問われている単元が「5科ポイントブック」のどのページに載っているかが示されています。)

⑤「傾向と対策」を読み、実際の入試でどのような問題が出る傾向にあるのかを把握し、どのような問題が出ても対応できるようにシミュレーションしておきましょう。

⑥問題を繰り返し解くことで、出題傾向を覚えこみましょう。いつでも復習・確認できるように、「5科ポイントブック」を常に携帯しておくと便利です。

 

まとめ

過去問を有効に使うためには、解きっぱなしにせず、間違えたところ、できなかったところをしっかり復習することが大切なポイントです。

そして、5年分の問題を繰り返し解くことで、出題傾向が頭にインプットされて、苦手単元・弱点を効率的に補強していくことが出来ます。

過去問題集を有効に活用して、実力をあげ、志望校合格につなげてください!

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