スタクラ情報局
2019.05.25
V模擬 偏差値 結果の見方・活用のポイント
高校受験を控える東京都内の中学3年生の多くが受験するVもぎ。特に都立高校を第一志望とする受験生の多くが受験する公開テスト(模擬試験です。本番の入試に備えて、自分の実力をはかり、志望校合格の可能性を探るために毎年多くの受験生が活用しています。この記事では、受験生が志望校合格に向け、Vもぎを効果的に活用するポイントについて述べていきます。
V模擬とは?
Vもぎの種類
Vもぎとは、(株)進学研究会さんが実施している首都圏最大級(年間約38万人が受験)の合格判定テストです。例年6月から翌年の1月まで実施され、本番の入試に近い雰囲気で行うため、主に私立高校等を会場として行われます。
都https://study-club.jp/contact内の受験生が利用するVもぎは3種類あります。
①都立Vもぎ(都立高校第一志望者向け)
②都立自校作成対策もぎ(日比谷など独自問題入試を行う学校の志望者向け)
③私立Vもぎ(私立・国立第一志望者向け)
※その他、千葉県の受験生向けの「県立Vもぎ」もあります。
3種類の中から、自分の志望校に合わせたVもぎを受験するようにしましょう。都立第一志望の受験生は主に①および②を受験することになります。
Vもぎの偏差値とは?
偏差値とは、簡単に言うと「その試験を受けた人の中で、自分がどのくらいの位置にいるか」を表す数値です。ちょうど平均点を取ると偏差値が50になると思ってもらえればOKです。平均点より得点が高くなるにつれて、偏差値も51・52・53・・・・と上がっていきます。逆に平均点よりも低くなるにつれて、偏差値も49・48・47・・・と下がっていきます。Vもぎの偏差値はみなさんの得点に応じて「25~75」の範囲で表されます。最高得点をとった人が75、最低得点の人が25だと思ってもらえればOKです。
自分の偏差値を知ろう!
自分の偏差値を知るには?
偏差値がどういうものかが分かったところで、気になるのは自分の偏差値ですよね?
自分の偏差値を知るためには、まずはVもぎを受験しましょう。採点が終わると成績表が戻ってきます。その成績表に偏差値が出ていますので確認してください。
成績表の見本:引用元(株)進学研究会
https://www.shinken.co.jp/vmogi/gradereport04
受験する際の注意点
必ず複数回受験してください。なぜなら、1度だけ受験した場合、その日がたまたま得意分野の出題が多く絶好調だったり、苦手分野の出題が多く絶不調だったりしますよね。1度だけの受験では自分の偏差値を正確に知ることができないので、必ず複数回受験してください。入試本番に向けて試験慣れするためにも、夏休み明けの9月以降は毎回受験するのがおすすめです。
自分の偏差値のとらえ方
先ほど説明した通り、受験した日によって、調子の良し悪しがあるものです。一番いい時の偏差値が自分の実力だと考えてしまうのはちょっと危険!自分の偏差値をとらえるときには、複数回受験した中の「平均値」を「Vもぎ成績表」で確認してください。成績表の中に「偏差値の推移と平均値」が載っています。その平均値から±3程度の範囲を自分の実力だととらえるようにしましょう。例えば、偏差値の平均値が52だとすると、偏差値49~55が実力範囲です。
都立高校は内申と偏差値で志望校判定してもらおう!
都立高校の換算内申にも対応
Vもぎ受験当日、用紙に内申を記入するとより正確な志望校判定を出してもらうことができます。内申とは学校の通知表の5段階の成績(1~5)です。Vもぎ当日は必ず通知表を持参するか、通知表の成績をメモしたものを持参しましょう。都立高校入試では「換算内申」という特殊な計算をした数値を合否判定に使います。Vもぎでは、皆さんが記入した内申を志望校に合わせて点数化して志望校判定を出してくれます。
学力検査の得点換算
Vもぎでは、みなさんの偏差値を都立入試当日の学力検査の得点に換算してくれます。Vもぎで出題される問題は、実際の入試問題よりもやや難しく作られていますので、偏差値を基に、実際の入試当日の学力検査で何点くらいとれるのかを予測しています。
「換算内申」と「学力検査の得点予測」をあわせて、志望校の合格・不合格の判定をだしてもらうようにしましょう。
志望校判定の見方
Vもぎの成績表の中に、志望校判定の欄があります。
引用元:(株)進学研究会
https://www.shinken.co.jp/vmogi/report/toritsu04
もちろん合格判定結果そのものが気になりますよね。でも、ただ結果を見て一喜一憂しているだけではダメです。大事なポイントは、自分の位置がどこにあるのかを正確に知ることです。ブルーのライン=合格ラインに対して、自分は上なのか下なのか。内申が変わらないとした場合、偏差値をあとどのくらい上げていけばいいのかを見ておくことが重要です。内申が固まる前であれば、学校の定期テストを頑張って、内申を上げておくことも大事なポイントです。
最も大切なポイントは?
Vもぎの結果を活用するうえで最も大切なポイントは、自分の正確な学力・苦手分野を知り、合格に向けて対策をしていくことです。
まずは、問題領域ごとの正答率に着目しましょう。正答率の低い領域が苦手領域ということになりますので、重点的に復習をしていくようにしましょう。また正答率が高い問題を間違えてしまっている場合では、ケアレスミスなどが原因の可能性があります。どこでどう間違えてしまったのかを確認して、類似問題などでトレーニングをしてください。1問でも2問でも不正解が正解に替わることで、偏差値は上がり、合格の可能性も高まります。
Vもぎは、過去問題集が発売されています。当然ながら、都立入試の対策にもつながりますので、実際に受験したVもぎの復習を終えた後には、Vもぎの過去問題集に取り組むことも有効です。次回のVもぎで偏差値大幅アップを狙うためにも、ぜひ活用するようにしましょう。
まとめ
Vもぎの偏差値の見方と活用のポイントについてお伝えしてきました。
志望校判定が出る模擬試験ということで、どうしても判定結果ばかりに気を取られがちになりますが、正しい見方と活用方法を知ることで、着実に合格へと歩みを進めていくことができます。Vもぎを有効活用して第一志望校の合格を勝ち取ってください!
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