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2019.09.09

インフルエンザ予防接種 受験生が受ける時期や回数と予防策は?

インフルエンザ予防接種と受験生の対策

(※このページは2019年10月5日に更新されました。)

例年12月~3月頃にかけて日本でも流行するインフルエンザ。2019年は例年よりも早く10月から流行し始めています。毎年、入試シーズンに流行するため、インフルエンザにかかってしまうと受験勉強にも影響が出るばかりか、入試当日や直前にかかってしまった場合には、受験そのものがピンチに。この記事では、受験生とその保護者にとって不安の種になっているインフルエンザ対策についhttps://study-club.jp/てご紹介します。

インフルエンザ予防接種は受けたほうがいいの?

インフルエンザ予防接種を受けないとどうなる?

厚生労働省によると、インフルエンザ予防接種を受けた場合には、発症自体をある程度抑えられたり、発症した際の重症化を予防する効果があると言われています。もちろん個人差があるので、受けた場合でも発症しますし、重症化する可能性もありますが、結論としては、受けておいたほうが良い(安心)ということになります。

予防接種はいつ受けるのがベスト?

ワクチンは効果が現れるまで約2週間かかるので、その年の流行前に接種しておくことが大切です。12月以降が特に流行する可能性が高いため、11月中には受けておくのが良いでしょう。ただし、2019年は10月から既に地域によっては流行が始まっていますので、10月中の接種も検討しましょう。ワクチンの効果は5ヶ月程度持続すると言われていますので入試時期をカバーできることになります。

予防接種の回数は1回でいい?2回必要?

インフルエンザ予防接種の接種回数は、13歳以上で1回が原則となっています。健康な成人の方や基礎疾患(慢性疾患)のある方を対象に行われた研究から、インフルエンザワクチン0.5mLの1回の接種で、2回接種するのと同等の抗体価の上昇が得られるとの報告があります。したがって、高校受験生や大学受験生は基本的に1回接種すれば大丈夫といえます。ただし、医学的な理由により、医師が2回接種を必要と判断した場合は、その限りではありません。また、小学生の場合は免疫力が低いことから、2回接種したほうが効果が高いという説もあるようです。持病をお持ちの方やご心配な方は、かかりつけの医師にご相談されたうえで、接種の有無、接種回数を決めてください。

家族はどうすればいい?

受験生のいるご家庭では、家族の皆さんの予防も大切です。神経質になりすぎるのも良くありませんが、接触時間の長い家族からインフルエンザに感染してしまうことが多いのも事実です。家族の方もインフルエンザ予防接種を受けるようにしましょう。

インフルエンザの予防について

手洗い・うがい・マスク等

昔から言い古されてきたことではありますが、ウイルスが手に付着するなどの「接触感染」には、手洗いが予防の基本です。石鹸・ハンドソープなどによる手洗いは、手指についたインフルエンザウイルスを物理的に除去することができる有効な手段です。また、アルコール手指消毒剤なら、水では落としきれないバイ菌やウイルスまで、アルコールの力で消毒できます。くしゃみや咳による「飛沫感染」対策としては、外出時にマスクを着用することと「うがい薬」などでのうがいを併せておこなうようにしましょう。

睡眠と食事

受験生であれば寝る間も惜しんで勉強したいところではありますが、極端な睡眠不足になると抵抗力が下がります。抵抗力を落とさないための適度な睡眠と、栄養のある食事を心がけるようにしましょう。日ごろの習慣が大切です。飲み物では、緑茶や紅茶、明治ヨーグルト「R1ドリンク」などが、予防効果が高いと言われています。

乾燥対策

空気が乾燥していると、インフルエンザや風邪にかかりやすくなります。自宅では「加湿器」などを使って、室内を適切な湿度(50~60%)に保つようにしましょう。

流行中は人ごみを避ける

特にインフルエンザが流行っている時期は、無駄な外出は控えましょう。受験勉強中なので、遊びに行くこともないとは思いますが、特に直前期と流行期が重なりますので注意しましょう。

インフルエンザにかかったなと思ったら

長引かせない、重症化させないためにもすぐに医療機関で受診しましょう。急な発熱と咳、のどの痛みなど、インフルエンザの症状により受診する時は事前に医療機関に電話を入れて、受診可能な時間帯を確認してからマスク着用の上で向かいましょう。一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するため、外出を控える必要があります。家庭での受験勉強の再開は、体調と相談しながら決めましょう。

入試の直前や当日に発症した場合は?

万が一、入試当日、インフルエンザにより受験できなくなった場合には、追試験等が受けられる可能性があります。入試要項等を確認の上、必要な申請手続きを行ってください。参考までにセンター試験の追試験情報と東京都立高校の追検査情報を記載しておきます。詳細は公式サイトにて確認するようにしてください。

センター試験

インフルエンザ等により受験できない場合の追試験があります。

詳細は大学入試センターHPにて確認してください。

https://www.dnc.ac.jp/center/shiken_jouhou/r2.html

都立高校入試

都立高校入試の場合もインフルエンザ等のために、第一次募集を受検できなかった生徒の受検機会を確保することを目的とした「追検査」があります。追検査は、分割後期募集・全日制第二次募集と同日程で実施します。

詳細は東京都教育委員会HPで確認してください。

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/admission/high_school/exam/pamphlet2020.html

まとめ

インフルエンザは、どんなに気を付けていても罹ってしまう時には罹るものでもあります。しかしながら、何もしないでいるよりは対策をしっかり行ったほうが、発症リスクを下げることになるとともに、いざ罹った際の重症化を予防できます。家族全員で注意を払い、大切な受験を乗り切ってください。

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