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2024.01.10

【公立高校】過去問・予想問題集の使い方

高校入試が間近になってくると過去問や予想問題集を使って総仕上げをしていく子もたくさんいると思います。

確かに過去問や予想問題集は入試問題とそっくりに問題構成がされているので、

自分の実力を測ったり入試本番のイメージを掴んだりするのに向いています。

しかしただやみくもに解いたり丸つけしたり点数を出したりするだけでは本当の効果を引き出せません。

過去問や予想問題集の効率のいい使い方についてお伝えします。

過去問はいつから取り組むべきか?

埼玉県の公立高校の入試問題は約6割が中学2年生までの内容、残りの約4割が中3の内容から出題されます。

約半分が中3の内容となっているのであまりに早く取り組んでしまうと未習範囲が多く正確な実力を測ることが出来ません。(問題の傾向を掴むという点では有効です)

したがって公立高校の過去問は中3の学習内容がほぼ終わる秋以降ぐらいから取り組んでいくのがおすすめです。

ただ中3の秋は学校行事や定期テスト、北辰テストなどの模試等で忙しい時期なので学習の優先順位を考えながら取り組むようにしましょう。

過去問・予想問題集の取り組み方

実際に過去問や予想問題集に取り組むときは次の点に注意してください。

①時間を計って取り組む

②解答用紙に答えを書く

③丸つけと間違えた問題の確認までセットで行う

④結果を踏まえてやるべきことを考える

それぞれ詳しく解説していきます。

①時間を計って取り組む

高校入試は時間との勝負でもあります。

埼玉県公立高校入試の場合は各教科50分で、問題の中には作文・英作文や数学の証明問題などもあり、のんびりと解いている時間はありません。

したがって時間に負けないようにあらかじめ解く順番や1つの問題にかけられる時間を決めておくことが大切です。

そういった時間感覚を付けていくためにも過去問に取り組むときは時間を計って本番と同じように取り組みましょう。

そのうえで時間内に終わらなければどのように取り組めばいいのかを考えましょう。

②解答用紙に答えを書く

過去問や予想問題集の取り組み方を見ていると解答用紙を使わずに問題用紙の方に答えを書いたり選択肢に丸を付けたりしている子がいます。

解答用紙がない場合は仕方がないですが、もし準備できる状態であれば解答用紙に答えを書いていくようにしましょう。

1点を争う入試の場合、あらかじめ解答の仕方を知っておくことはとても大切です。

埼玉県の公立入試では記述式になりますが、マークシート式の都道府県もあります。

解答用紙の表やグラフに書き込む問題があるところもあります。

こういった解答の仕方は過去問や予想問題集でなければ練習できません。

せっかく過去問に取り組むのであれば問題を解くのと同時に解答の仕方についてもしっかりと練習しておきましょう。

③丸つけと間違えた問題の確認までセットで行う

過去問をやるとどうしても点数や偏差値に意識が行きがちです。

点数で一喜一憂することは誰にでもありますが、解いて丸つけをしたらすぐに間違えた問題を確認、復習しましょう。

時間を空けてしまうとなぜ間違えたのか、どのように考えたのかを忘れてしまい効率のいい復習が出来なくなってしまいます。

なので解き直しや復習は必ず丸つけをしたらすぐにやるのがポイントです。

また、間違えた問題を直す時は自分自身の目標点を踏まえて正解しなければならない問題なのかどうかも確認しましょう。

入試問題には正答率数%の超難問も含まれています。

目指す学校によってはそれらの問題を解く必要がないと判断できるため無意味な時間を過ごさないように解き直しすべき問題のみ取り組むようにしましょう。

④結果を踏まえてやるべきことを考える

過去問や予想問題集は解いて、丸つけして、解き直しをして終わりではありません。

過去問の結果は残りの入試までの期間で何をやるべきか考える材料となります。

「角度の問題が出来なかったから復習しよう」

「国語が時間内に終わらないから解く順番を変えてみよう」

「リスニングの点数が低いから入試まで毎日リスニング問題をやろう」

など少しでも入試本番でいい点数が取れるように今からできることを考える必要があります。

仮に入試2日前とかであったとしても過去問の結果から残り2日で出来ることを見つけ、少しでも点数UPにつながるように準備しましょう。

まとめ

過去問は上手に使えば入試に向けての強力な武器になります。

入試本番と同じように解き、解いた後は入試までの学習計画に活用する。

これを5年分、6年分やっていくと入試直前でも学力を大きく伸ばすことが出来ます。

ぜひ上記のポイントを意識しながら過去問や予想問題集に取り組んでみてください。

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