スタクラ情報局
2023.12.23
【要チェック】埼玉県公立入試の採点の原則 部分点やひらがな表記について
11月に埼玉県教育委員会から令和6年年度の埼玉県公立高校入試の採点における原則が発表されました。
この中には「部分点」や「ひらがなやカタカナでの解答」に対する採点の基準が掲載されています。
高校入試では1点の差で合否が分かれることもあるため部分点がもらえなかったり解答の仕方のミスで点数を落としてしまったりしては致命的です。
今回発表された採点における原則をもとに部分点や解答の仕方について確認しておきましょう。
参考:埼玉県教育委員会
部分点は学校の裁量で認められる
採点に関する原則には次のように記載されています。
(1) 各教科の「採点の手引」の「採点上の注意」に「部分点を認める」と示した問題以外の 問題についても、各学校の裁量で部分点を認めてもよい。
(2) 部分点は整数とし、0点を下回らない。
「採点の手引き」には主に記述問題や証明問題に「部分点を認める」と示されています。
それらの問題はもちろん部分点が認められますが、それ以外の問題でも学校側の裁量で部分点が認められます。
学校側の裁量に関しては詳しく公表されていませんが、いわゆる上位校ほど採点の基準は厳しいです。
ただ部分点が認められると記載されている以上、何も書かないよりは少しでも正解に近づく努力をした方が点数につながる可能性が高くなります。
⇒どの問題で部分点が認められているかは埼玉県立総合教育センターHPに掲載されているので確認してみてください。
ひらがなやカタカナで書くと減点対象
社会や理科では「言葉は知っているけど漢字が思い出せない」なんてこともあるでしょう。
その場合はひらがなやカタカナで書いてもいいのでしょうか。
こちらに関しても学校裁量での採点となりますが正答と認められる場合もあるようです。
ただし学校によっては正答ではなく減点となってしまう場合もあります。
したがって問題をよく読み、漢字で書けるところは漢字で書きどうしても思い出せないところはひらがなで書くのが望ましいでしょう。
もちろん勉強中はちゃんと漢字で書けるようにしておいてくださいね。
指示に反した答え方をした解答や判読に苦しむような解答は、正答とはならない
当たり前のことですが意外とここで点数を落としてしまう子がいるのが指示に反した答え方や字が雑で読めない場合です。
例えば「記号で答えなさい」という問題なのに言葉で答えてしまうなどは答え方があっていないので不正解となります。
また、字が雑で読めない場合も不正解です。
自分自身が書いた文字ならいくら雑でも読めるかもしれませんが採点者が読めないと判断したら正解を書いていたとしても不正解となってしまうので注意が必要です。
指示に適した答え方、丁寧な文字で解答を書くなどは普段から意識して取り組んでいくようにしましょう。
まとめ
埼玉県の公立入試で部分点や表記の仕方が点数に結び付くかどうかは学校側の裁量で判断されることが多くなっています。
そのため少しでも減点を防ぎ点数を上げるためにはわかるところはなるべく記載し、丁寧な文字で正しい書き方、漢字を使うべきところはしっかり漢字で書くことが大切です。
こういったことは入試本番だけやろうと思ってもできないものです。
普段から意識しておくようにしましょう。
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