スタクラ情報局
2023.05.24
【2023年度】埼玉県公立高校入試の平均点分析
2023年2月22日に行われた令和5年度の埼玉県公立高校入試の平均点が埼玉県教育委員会から発表されました。
過去5年間の平均点の推移を踏まえて平均点(入試の難易度)がどのように変化しているのか見ていきます。
令和5年度埼玉県公立高校入試の平均点
学力検査問題では英語・国語の平均点が下がり、数学・理科・社会の平均点が上がりhttps://study-club.jp/contactました。
学校選択問題では英語がやや下がりましたが、数学は昨年の42.6点から50点台に回復。
点数の差が大きいところでは社会が昨年52.9点⇒64.1点と11.2点上がっています。
また、昨年はともに平均点が50点を下回った数学については学力検査問題も学校選択問題でも50点台となっています。
令和5年度の入試では学力検査問題の英語の平均点が45.8点と過去の平均点と比べてもかなり低い水準になっています。
来年度の入試では難易度が少し下がる(平均点が上がる)可能性が高いですが、英語の重要性は年々高まっていますのでリスニングを含めて万全の対策が求められます。
平均点を見てもあまりピンとこないときは「平均点=偏差値50」と考えましょう。
自分が受験する高校の偏差値が50より上であれば平均点より上の点数と取らなければなりませんし、偏差値が50ぐらいであれば平均点ぐらいの点数を取る必要があります。
自分自身の目標を踏まえてチェックしてみてください。
過去5年間の平均点の推移
平均点が50点以下をピンク、60点以上を薄いオレンジにしてあります。
こうしてみると国語や社会、学校選択問題の英語は比較的平均点が高めになることが多く、逆に学力検査問題の英語や学校選択問題の数学は平均点が低くなる傾向が見て取れます。
学力検査問題の数学は平均点の上下が目立ちますね。
理科と社会は少し高い水準に来ているので来年度は反動で少し難易度が上がる可能性があります。
埼玉県の入試では引き続き新課程からの出題や思考力・判断力を問う問題の出題が予想されるためそれらを踏まえた準備・対策を進めていきましょう。
令和5年度入試、各科目ごとの分析は令和5年度埼玉県入試の分析結果の記事をご確認ください。
平均点や過去問から受験戦略を立てる
平均点や過去問での出題傾向は知っていると大きな武器になりますが、ただ知っているだけではあまり意味がありません。
大切なことはこれらの情報を受験にどう活かしていくかです。
高校合格に必要な点数を取るためにはどの科目をどのぐらい勉強するかなど計画して受験に向かわなければなりません。
受験戦略は個々の状況や志望校のレベルによって変わってくるため一概に言えませんが、入試の全体像を把握してある程度点数のイメージを持っておくことは大事です。
そのうえで「私なら英語で50点取る」「僕は数学で70点以上取れないと厳しいな」など各自の状況に合わせてみてください。
このような戦略や計画を立てていくとやるべきことが具体化され今の自分に必要な勉強が何かが見えてきますよ。
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