スタクラ情報局
2025.04.23
【2025年度】埼玉県公立高校入試の平均点分析
2025年2月26日に行われた令和7年度の埼玉県公立高校入試の平均点が埼玉県教育委員会から発表されました。
今年の入試の難易度や過去の平均点の推移を踏まえて平均点(入試の難易度)がどのように変化しているか見ていきます。
(参考:埼玉県教育委員会)
令和7年度の埼玉県公立高校入試平均点
まずは去年の平均点と今年の平均点を比較してみましょう。
学力検査問題では、英語の平均点が大きく下がり43.6点となりました。
これはここ数年で最も低い点数となっています。
逆に平均点が大きく上がっているのが理科です。
理科は昨年の平均点が低かったこともあり、問題が易化したことで上昇したものと考えられます。
社会は今年も高い平均点となり、これで3年連続で全科目の中で平均点が一番高くなっています。
学校選択問題では数学が難化しましたが、合計点では昨年よりも約15点上昇しました。
5教科合計で見ると、学力検査問題では289.7点、学校選択問題では295.6点となり、過去5年間の中でも2番目に高い点数となっています。
平均点のラインが偏差値50となるので、今後の学習計画や志望校選びの参考にしてみてください。
過去5年間の平均点推移
平均点が50点以下をピンク、60点以上をオレンジで表示しています。
今年は国語・理科・社会の3科目で60点以上となりました。
それに対して英語が40点台前半となり、上記3科目と比べて20点以上も平均点が違うという結果となりました。
過去5年間の推移を見ると令和7年度入試は比較的平均点の高い入試となりましたが、科目ごとの平均点に大きな差があります。
平均点を踏まえて受験戦略を立てる
平均点や過去問での出題傾向は知っていると大きな武器になりますが、ただ知っているだけではあまり意味がありません。
大切なことはこれらの情報を受験にどう活かしていくかです。
高校合格に必要な点数を取るためにはどの科目をどのぐらい勉強するかなど計画して受験に向かわなければなりません。
受験戦略は個々の状況や志望校のレベルによって変わってくるため一概に言えませんが、入試の全体像を把握してある程度点数のイメージを持っておくことは大事です。
そのうえで「私なら英語で50点取る」「僕は数学で70点以上取れないと厳しいな」など各自の状況に合わせてみてください。
このような戦略や計画を立てていくとやるべきことが具体化され今の自分に必要な勉強が何かが見えてきますよ。
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