スタクラ情報局
2024.05.09
【2024年度】埼玉県公立高校入試の平均点分析
2024年2月21日に行われた令和6年度の埼玉県公立高校入試の平均点が埼玉県教育委員会から発表されました。
今年の入試の難易度や過去の平均点の推移を踏まえて平均点(入試の難易度)がどのように変化しているか見ていきます。
(参考:埼玉県教育委員会)
令和6年度の埼玉県公立高校入試平均点
まずは去年の平均点と今年の平均点を比較してみましょう。
昨年平均点がグッと下がった英語(学力検査問題)では53.4点まで上昇し、過去5年間の中でも最高点となりました。
また比較的平均点が高い状況にあった理科が今年は難化し、51.6点まで下がっています。
社会は今年も高い平均点となり、2年連続で全科目の中で平均点が一番高くなっています。
学校選択問題の方は昨年とほぼ変化はなく難易度的には同程度でした。
5教科合計で見ると、学力検査問題では280.5点、学校選択問題では280.4点となります。
偏差値50を目指すならこの辺りが基準となってきます。
詳しい入試内容の分析は『令和6年度埼玉県公立高校入試の分析結果』の記事をご覧ください。
過去5年間の平均点推移
平均点が50点以下をピンク、60点以上をオレンジで表示しています。
今年は社会が60点以上となりましたが、他の科目は50点台に収まっています。
過去5年の推移を見ても平均点的にはうまくまとまった入試だったことが伺えます。
英語が去年45.8点とかなり低かったものが8点近く上昇していますが、過去の推移を踏まえると例年並みに戻った形となります。
社会が2年連続で60点を超えてきているため来年はその反動で難化する可能性もあります。
平均点を踏まえて受験戦略を立てる
平均点や過去問での出題傾向は知っていると大きな武器になりますが、ただ知っているだけではあまり意味がありません。
大切なことはこれらの情報を受験にどう活かしていくかです。
高校合格に必要な点数を取るためにはどの科目をどのぐらい勉強するかなど計画して受験に向かわなければなりません。
受験戦略は個々の状況や志望校のレベルによって変わってくるため一概に言えませんが、入試の全体像を把握してある程度点数のイメージを持っておくことは大事です。
そのうえで「私なら英語で50点取る」「僕は数学で70点以上取れないと厳しいな」など各自の状況に合わせてみてください。
このような戦略や計画を立てていくとやるべきことが具体化され今の自分に必要な勉強が何かが見えてきますよ。
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