スタクラ情報局
2023.10.24
埼玉県公立入試で全校面接実施⁉2027年度からの新たな入試方法
埼玉県教育委員会から2027年度の公立高校入試から行うとされる新たな入試方法の素案が発表されました。
現小学6年生から対象となる新たな入試方法には全受験生への面接実施や調査書の仕様変更が盛り込まれています。
この記事では入試方法の変更点を中心に今後どんなところが重要になるかお伝えします。
参考:埼玉県公立高等学校入学者選抜方法の改善について(素案)
2027年度からの新入試方法の概要
主な変更点は次の3点となります。
①自己評価資料の提出と面接の実施
②調査書の仕様変更
③特色選抜の実施
それぞれ詳しく解説します。
①自己評価資料の提出と面接の実施
現行の入試方法では当日の試験の点数と合わせて調査書に基づく特別活動(部活動や委員会)や資格試験試験などの実績を点数化して評価しています。
これが今回の変更では自己評価資料に基づいた面接を実施し意欲などを評価するような形に変わります。
つまり特別活動や資格試験でどのような結果を出したかよりどのように取り組んだのかが重要視されるということになります。
もちろんいい結果を出していくことも重要ですが、その結果にたどり着くプロセス(過程)もしっかり評価しようという評価軸になっていきます。
この時に提出する自己評価資料そのものは評価対象にせず、その資料に基づいた面接を全受験生に実施する形となります。
全受験生に面接が実施されるということでしっかり自分の言葉で表現する力が必要となります。
受験生にとっては面接の対策についても考えていく必要が出てきます。
②調査書の仕様変更
中学校が作成する調査書の記載内容が変更となります。
現行では各教科の学習の記録(評定)、特別活動の記録(部活動や委員会)、出欠席の記録などが記載されていますが、変更後は各教科の学習の記録(評定)の記載が基本となります。
つまり調査書には内申点(評定)の内容が基本となりその他の項目は自己評価資料にまとめるという形になると思われます。
学校での勉強に対する頑張りは調査書で、その他の活動についての頑張りは自己評価資料に基づく面接で評価するという流れになっていくようです。
③特色選抜の実施
全学校共通の選抜(学科試験・調査書・面接)に加えて各学校でそれぞれが求める生徒像を踏まえた特色選抜が実施できるようになります。
具体的には共通選抜に加えて小論文や実技試験を実施したり学科試験に傾斜配点を付けるなど各学校が定めていくようになります。
各高校が目指す学校像、入学者の受入れに関する方針、選抜における評価の観点や選抜資料の取扱いについては、事前に公表し受験生や保護者に周知するということなのでしっかり情報を入手しておくことも大切になっていきます。
現中学1年生以下は情報の確認をしっかりと
今回の変更は2027年度(令和9年度)からとされているため現在の小学6年生からが対象となります。
現在の中1については現行の入試方法となりますが、移行期間に当たる学年となります。
移行期間の対応についてはそこまで大きな変更にはなりませんが、部活動の記録の扱いが多少変わります。
また、今回の発表はまだ改革案となっており県民からの意見などを踏まえて決定していくので更なる変更の可能性もあります。
該当学年の生徒様、保護者様におかれましては学校の先生や塾の先生としっかりと情報を共有しながら入試の準備をしていくことが大切です。
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スタディクラブは入念な情報把握によりこのような入試改革にいち早く対応し高校受験を目指す生徒様・保護者様に安心してお通いいただける環境を提供しております。
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