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令和3年度 埼玉県公立高校入試分析 

令和3年度 埼玉県公立高校入試概要

令和3年度 2月26日に行われた埼玉県公立高校入試においての受験者数は以下の通りです。

県内国公立中学3年生の約64%が受験をした割合となります。 公立高校を第一優先に考える傾向が、今年度大きく変わってきたとも言える倍率ではないでしょうか?

続いて出題された公立高校入試問題の学年別出題数です。

 

問題数の割合として、通常学力検査においては、中学2年生単元の出題割合が最も高い比率になっており、学校選択問題においては圧倒的に中学3年生単元の出題割合が高い傾向となっています。

上位高校を狙うのであれば、3年生時の応用単元を確実に演習することが必須であり、通常学力検査での高得点を奪取するためには、2年生時の苦手単元を確実に克服することが、志望校合格への最短距離になると言っても過言ではないと言えます。

各教科問題分析

 

【国語】:学力検査問題

・問題数に昨年度より大きな変更はなく、例年通りの問題構成といえます。

お気づきの通り、配点16点だった課題作文が12点となっており、文章読解力に重点が置かれています。 受験者にとっては、入試最初の受験科目となるので、速く正確に文章を読み解く「速読解力」が必要になると言えます。 スタディクラブでは、国語力を養う速読解力講座の受講者から、当日時間が余ったという声もあります。 基礎的な文章読解は、日々の文章読解練習が必要になるでしょう。

難易度は、それほどに高くはなく受験者を困惑させるような奇問も出題されてはいませんが、「時間配分」のミスで点数を失わないことが、高得点奪取への近道といえます。

 

 

【数学】:学力検査問題

・昨年、易化傾向となった埼玉県公立高校入試の鬼門の数学。

・今年度も昨年度と同等レベルの基礎的問題を問う傾向に大きな変更はありませんでした。

・削減範囲を問うような問題は、無論出題されることはなく、平均点は昨年同様レベルになる見通しです。

 

埼玉県公立高校入試、数学での得点力は、やはり「大問1」で、どのぐらいの点数を取れるかで左右されます。

基本的な計算力と問題演習量で得点できる問題も増えた分、大問2や大問3での確実に取れる問題を落とさないことが、必須になると言えるでしょう。数学に苦手意識のある受験生は、難しい問題を解くのではなく、落としてはいけない問題を確実にとる勉強を、日頃より行う意識を持つことで、膨大な問題量から少し解放されるのではないでしょうか? 解ける問題を、数多くこなすこと。とても重要なキーポイントになると思われます。

 

【数学】:学校選択問題

・小問数が1問増加。計20問。

・3年生範囲より半分以上が出題。(今年度の受験生には、新型コロナウィルスの影響により大変だったのでは・・)

・数学的思考力を問う問題が多数。難易度は高い。

通常学力検査と同様の主題内容であったとしても、求めらる情報量の差異により、難易度は高かったと言えます。

対策傾向は、昨年と変わっていませんが、今年度のコロナウィルスの影響により、平均点は他教科と比較しても多分に低くなるものと予測できます。 数学に苦手意識の強い受験生にとっては、かなりの鬼門になったのではないでしょうか?

とはいえ、学校選択問題を受験校に選ぶ受験生にとっては、情報を的確に整理する思考力は必須です。 数学の得点だけに落ち込むことはせず、5教科の総合得点で、合格得点の基準を見定めることが重要でしょう。

不安に感じる際には、スタディクラブへご相談ください。

 

 

【社会】:学力検査問題

・小問数の減少。 4問減少し、全30問と変更されました。

・学年別の問題構成比として、2年生時の範囲が増加傾向となりました。

・大問構成は例年通りとなり、今年度の入試科目の中においては、もっともバランスの取れた出題傾向となっています。

他科目と比較して、社会の問題冊子の「厚み」に驚いた受験生も多かったのではないでしょうか??

問題を解いてみると、とてもよくバランス構成のされた問題で、埼玉県の学習熱の高さを感じます。 暗記科目と言われがちな社会科ですが、今年度の問題傾向から、完全に「思考力」「情報の整理力」であることが見て取れます。

社会科の原則として、「文字」「文言」だけの暗記だけにとどまらず、「図」「表」から読み取れる情報を、自らの「言語力」に変える力が必要となります。 「表現力」も今後の重要な課題解決につながる問題であったと言えます。

※塾長の私個人の見解ですが、今年度の社会科が最も「秀逸!」だったと感じます。

 

 

【理科】:学力検査問題

・配点比率は、昨年と同様。

・大問4にて、2つの要素を問う記述問題は出題。 配点6点と高配点に注意。

・過程や考え方の記述問題は、昨年同様に出題されず。

今年度の理科入試問題に関しては、ところどころに「国語力」が問われる内容であったと感じます。

とはいえ、大問1においての理科の基礎用語と知識を問う問題においては、1年生時の問題が多く問われるなど、比較的暗記を問う問題も多く、理科科目を後回しにしなければ、点数としてとれる問題も多かった傾向にあります。

やはりここでも、テーマが与えられた問題が多く出題されていることから、埼玉県公立高校入試の変革時期を迎えたことがうかがえます。

英語、数学の勉強だけにこだわりすぎると、中3時だけの詰め込みで理科の点数を上げることは難しい傾向になったともいえるのではないでしょうか?

 

【英語】:学力検査問題

・小問が6問から5問に減少。

・出題形式に大きな変更はないが、リスニングでの配点28点と会話文配点30点が埼玉英語の軸になる。

最終最後の受験科目となる「英語」の得点力の原則は「集中力」にあります。 最初のリスニング配点28点をしっかりとれるかどうかで、その後の問題を解く力も変わってくるのではないでしょうか?

今年度の埼玉県公立高校入試の英語に関しては、大学共通テストの英語入試ほどの斬新さはなかったものの、「英語を英語として聞き取る力」=「英語耳」の重要性を顕著に表しているリスニング傾向になっていると言えます。

時間をかけてゆっくりと・・・という英語力では、徐々に対応しきれなくなっている英語の、得点源は「会話文」の理解力にあるともいえるでしょう。 決まり切った定型文の暗記ではなく、活きた英語の表現フレーズを今後の対策問題として演習していくことが求められます。

英語4技能の一つである「Speaking」が埼玉県入試に問われるのも、間もなくだと感じます。 今年度の受験生で英語に不安を抱える受験生は、早期に英語の復習と高校予習に取り組みましょう。

 

 

【英語】:学校選択問題

・英語記述問題がなくなり、日本語記述問題が出題。 (コロナウィルスの影響??)

・出題範囲外となった単元の影響もあるのか、2年生単元範囲の出題が増えた傾向。

・昨年と比較すると、長文50行が43行となり、比較的読みやすい長文内容に変更。

英語を暗記だけで乗り越えてきた受験生には、厳しい試験内容となったのではないでしょうか? 逆に英文に触れる機会を、日々設けてきた受験生にとっては、昨年の入試過去問題と比較してみても、読みやすく説きやすい問題も多かったことではないかと思います。

学校選択問題の英語に求められるのは、中学校で習う英文のフレーズをどれだけ「書ける」か? =「英作文力」にあると言えます。

穴埋めをただこなすだけでは、得点力にはならず、英文として成立させる「文型」の知識が必須となります。

第5文型までを容易に判断できる力と、やはり通常学力検査でも求められる「リスニング力」が必須となると言えるでしょう。 埼玉県公立高校入試に求められる英語力は他県と比較にならないほど高いものが求められるので、今後も要注意です。

スタディクラブ与野校より

今年度、令和3年度入試を終えた受験生の皆さん。

大変な時期を乗り越えての受験時期でしたね。 本当に、本当にお疲れさまでした!!

 

様々な角度から入試分析や、次年度の対策傾向を、必死に考えるのが、私たち「塾の先生」の役目であると同時に、

受験を乗り越えた「新高校生」の未来を考える役割もあると、私は個人的に考えています。

終わった受験を時として振り返る時には、必死に努力した「受験期」を必ず受験生には、思い出してほしいと思います。

そして、反省している自分が現在進行形で、いつまでも高校生活の中に存在しないように、次の大学入試を志してほしいと思います。

入試問題の得点力とは、すべての受験生に課された「総合得点」です。

結果が良い、悪いだけで合否が出てしまうのが残念ですが、それが現実であるということに気づくことも重要です。

合格した生徒には、その喜びを常に忘れてほしくないと思いますし、不合格だった生徒には、その悔しさを常に忘れてほしくないと願っています。

すべての受験生にとって、それぞれが納得できる結果であってほしいと思います。

 

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