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都立高校の推薦入試・スポーツ推薦とは?

都立高校の「推薦入試」って、よく耳にするけど、一体どんな入試なんだろう?・・・という皆さんに向けてこの記事を書いています。

最後まで読んでいただければ、都立高校の推薦入試についての理解を深めていただけると思います。

都立高校推薦入試の概要

東京都立高校の入試には、「一般入試」と「推薦入試」があり、推薦入試は学力検査(テスト)を行わない入試です。

東京都立高校の推薦入試には、「一般推薦」と平成16年度から導入された「文化・スポーツ等特別推薦」があります。

●推薦入試の概要は以下の通りです。

①集団討論・個人面接を実施

②小論文・作文・実技検査などを実施

③調査書の配点割合の上限は50%

④推薦枠上限は普通科・商業科で20%、専門学科(商業科以外)・新しいタイプの高校30%

各校は、「調査書」、「集団討論・個人面接」、「作文や小論文・実技検査」の結果を点数化し,その合計得点(総合成績)の高い順に合格者を決めていきます。以前は調査書の比重が高く、内申重視の選抜でしたが、総合成績に占める調査書の配点割合が50%までと制限され、「集団討論・個人面接」、「作文や小論文・適性検査」の配点が高くなってきています。

●推薦入試の倍率

平成31年度の推薦入試の応募倍率は2.61倍でした。平成29年度までは3倍を超える状態が続きましたが、私立高校の授業料実質無料化の影響で私立高校の単願推薦を選択する受験生も増え、昨年に引き続き3倍を下回りました。とはいえ、一般入試と比べると狭き門であることに変わりはなく、しっかりとした準備と対策が必要な入試です。

※2020年(令和2年度)入試の日程はこちらから

都立高校入試日程 2020年【令和2年度】

集団討論

「集団討論」は検査官3面に対して、受験生5名~7名で実施されます。30分ほどの時間内で「ひとつのテーマ」について話し合いをします。最近の傾向では、話題になっていることや社会問題についてのテーマが与えられるケースが増えています。

平成31年度入試では、「東京オリンピック・パラリンピック」「AI(人工知能)」「スマートフォン・SNS」「地震・防災」「国際交流」「環境問題」などのテーマの他、スタディクラブのイベントでも実施した「SDGs(持続可能な開発目標)」が武蔵野北高校・板橋高校でテーマとして与えられました。

●SDGsイベントの様子はこちらから

マインクラフトで【SDGs】体験イベント実施しました!

普段からニュースなどを見て情報収集し、自分なりの意見を持つようにすることが対策になります。情報収集には、TVのニュース番組や新聞の他、スマートフォンを持っている人は「ニュースアプリ」を使うのもおすすめです。

討論の中でチェックされるのは、以下のポイントです。

①積極的に討論に参加しているか?

②他の受験生の話をしっかり聞いているか?

③テーマに沿った内容で発言できているか?

コミュニケーション力や協調性が見られていますので、他の受験生と協力しあって、グループとしての答えを導き出す姿勢を大切にしましょう。

個人面接

「個人面接」はひとり10分程度で実施されます。質問の数は3問から5問程度の学校が多いようです。

よくある質問は以下のような内容です。

●個人情報について(受験番号・名前・中学校名など)

●高校生活について(入学後にしたいことなど)

●中学校生活について(思い出に残るエピソード・部活動など頑張ったこと)

●将来について(夢や希望の進路など)

●趣味・特技などについて

●時事ネタ(最近印象に残ったニュースなど)

上記のような質問例に対しては、学校の先生や塾の先生とも相談をして、考えをまとめ、面接の練習をしておくようにしましょう。また、質問に対しての回答だけではなく、入室から退室までのすべてが面接です。マナーや態度など注意すべき点について、あらかじめ確認の上で準備をしておきましょう。

なお、出願時に提出する「自己PRカード」は点数化はされませんが、面接時の資料となりますので、よく考えて記入してください。

その他、1~2分の自己PRを行う学校、パーソナルプレゼンテーションを実施する学校もあります。平成31年度の多摩科学技術高校のパーソナルプレゼンテーションでは、テーマを「中学校の授業や課外活動または日常の生活などにおいて、興味関心を持ったこと」から一つ選び、タイトルをつけたプレゼンテーションシートを作成。大見出し、小見出し等をつけるなどの見やすくする工夫、絵、表などの作成もOKとなっていました。このようなプレゼンテーション実施校についても、プレゼンテーションの手法をはじめ、事前にしっかりとした準備と対策が必要です。

●スタディクラブのプレゼンテーション講座はこちらから

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作文または小論文、実技検査

多くの学校では作文を実施していますが、上位校では小論文が実施される場合があり、専門学科の一部などでは実技検査を実施しています。

⇒平成31年度は小論文実施校40校・作文実施校125校・実技検査実施校18校

作文及び小論文はほとんどの学校で50分から60分で実施されます。

作文の文字数は500字~600字の学校がほとんどです。テーマについては、上記の「面接でよく聞かれる質問」と同じような内容のものが多く出題される他、各高校が「求める生徒像」が反映される場合が多くあります。学校説明会などに参加して志望校の研究をしっかりしておきましょう。

小論文はテーマがひとつだけ与えられる学校と小問(1問~4問程度)に分けて与えられる学校があります。文章や図表など資料が与えられ、その資料を読み取ったうえで、自分自身の考えをまとめる形式です。集団討論や面接と同様、話題になっていることや社会問題などがテーマになる場合が多くありますので、普段からニュースなどで情報収集に努め、自分の考えをまとめておくようにしましょう。

もちろん、作文や小論文の書き方も入試までの間にしっかりと身に着けておく必要があります。

実技検査は専門学科で実施される、文字通り専門的な技能の検査です。過去の出題内容を研究して準備をしておきましょう。

観点別評価の使用について

平成31年度は、蒲田・足立東・東村山・秋留台・中野工業・練馬工業・大田桜台の7校で採用されました。主にエンカレッジスクールが採用しています。5段階の「評定」ではなく、A・B・Cの3段階で評価される「観点別学習状況の評価」を活用し、特定教科や特定の観点を重視・傾斜配点がされています。

各高校の活用方法一覧はこちらから 引用元:東京都教育委員会

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/admission/high_school/archives/exam/files/guide2019/6.pdf

文化・スポーツ等特別推薦

生徒の個性を伸ばし、各高校の特色化を推進するために導入された推薦入試です。選考に当たっては、各高校が自校の教育活動の実績や特色などに基づいて基準を定めるとされています。

平成31年度は、前年より1校増加の95校が実施し、過去最多となりましたが、応募倍率は1.94倍で、前年に続き倍率2倍を割りました。男子はサッカー・野球の志望者が多く、女子は吹奏楽などの志望者が多い一方で応募者が0名の学校・種目も例年と同様にありました。

応募者は、実績等を証明できる賞状や段位認定書等の写しを提出します。(文化・スポーツ等特別推薦書への記載でOKの場合もあり)

スポーツであれば、「インターハイ入賞」「都大会ベスト8以上」「都大会ベスト16以上」「関東大会出場」など。吹奏楽であれば、「各種コンクール入賞歴」などの実績を各高校が基準として指定しています。

なお、「文化・スポーツ等特別推薦」志願者は、同一校の一般推薦にも出願することができます。

※2020年(令和2年度)入試における実施校及び種目・基準等については東京都教育委員会の発表をお待ちください。

まとめ

都立高校の推薦入試についてお伝えしてまいりました。

都立高校の推薦入試は、私立高校の授業料実質無料化の影響などで倍率が落ち着き始めたとは言え、一般入試と比べると引き続き、狭き門です。受験生の皆さんは、自分の志望校について、しっかりと研究をして準備を進めていくようにしましょう。

※2020年(令和2年度)入学者選抜の詳細は、本年9月に公表される予定です。

引用元:東京都教育委員会

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