スタディクラブ情報局

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個別指導塾の選び方

お子様の「塾選び」に頭を悩ます保護者の方に「失敗しない塾選び」のポイントをお伝えします。

塾の選び方や比較のポイントが分からず、悩まれている保護者の方は多いと思います。

世の中には多くの塾があり、「集団塾」や「個別指導塾」など形態の違い、「進学塾」や「補習塾」といったニーズの違いもあり、比較が難しいもの。どの塾にもそれぞれ良い点・悪い点があり、「お子様に最も合った塾」を選んでいく必要があります。

ここでは、お子様に最も合った塾を選ぶ上でのポイントについてお伝えしていきます。

第2回は個別指導塾の選び方です。

集団塾・進学塾の選び方はこちら

集団塾の選び方【中学生】

個別指導塾が適しているお子様とは?

①個別指導塾向きのお子様の学力は?

個別指導塾は生徒ひとりひとりの「学力」にあわせて、カリキュラムを組んで指導してくれますので、基本的にどのようなお子様にも対応できることが魅力です。一方で「集団塾・進学塾向きの学力」のお子様であれば、集団塾・進学塾でハイレベルな仲間と切磋琢磨しながら勉強したほうが、難関校・上位校受験を目指すためには良い場合もあります。

☆集団塾・進学塾向きの学力については、こちらを参照ください

集団塾の選び方【中学生】

なお、個別指導塾の中にも進学塾として、高い合格実績を出す塾がありますので、「性格的に集団塾は合わない」というお子様は「個別指導の進学塾」を探されるのも手です。

中学生であれば、概ね、通知表で「3」以下が多く、定期テストで5教科合計が400点(1教科80点)に満たないお子様であれば、個別指導塾を選ばれたほうが間違いは少ないです。個別指導塾であれば、通知表の成績が「3」以下であったとしても、そこから「4」や「5」に伸ばす指導が期待できます。

集団塾・進学塾の授業に問題なくついていくことができるレベルまで、個別指導塾で実力をつけてから、集団塾・進学塾に移るお子様もいらっしゃいます。集団塾で下位のクラスになってしまった場合なども個別指導塾にご相談されると良いでしょう。

また、集団塾に通いつつ、苦手教科は個別指導塾で補習を行うという選択肢もあり、入試を控えた受験生には特に有効な手段です。中学受験をされるお子様に多いパターンで、算数などに特化して集中的に学ばれるケースが多いです。また、私立中高一貫校や大学付属校に通われるお子様も、外部受験をしない限り、個別指導塾を選べば大丈夫です。

②個別指導塾向きのお子様の性格や特徴は?

個別指導塾は生徒ひとりひとりの「性格」にあわせて指導してくれますので、基本的にどのような性格のお子様にも対応できることが魅力です。

その中でも特に個別指導塾が向いていると思われるのは以下のタイプのお子様です。

①積極的に質問ができないタイプのお子様

⇒講師との距離が近く、周りを気にせず質問がしやすい。

②おっとりした性格で、周囲との競争をあまり好まないタイプのお子様

⇒集団塾のようにテスト結果によるクラス変動がない。

③部活動や習い事などに積極的に取り組まれているお子様

⇒欠席時の振替制度があり、スケジュールの調整がしやすい。

④勉強の仕方が分からず、家庭学習が苦手なお子様

⇒勉強の仕方も個別に指導してくれるため、家庭での学習習慣が身につく。

⑤友人が通っている塾に通いたいお子様

⇒クラス分けがなく、クラスの上下動による人間関係の難しさがない。

学力面と性格面を中心に個別指導塾向きのお子様のタイプをご説明しましたが、実際には塾での面談や体験授業などを受けてみて、お子様と相談しながら決めることが重要です。

講師1人当たりの指導人数は何人が良いの?

個別指導というと「1対1」指導のイメージを持たれる方がいるかもしれませんが、

実際には、講師1人当たりの指導人数が塾によって異なります。

元々、個別指導は集団塾の「一斉指導」に対して、生徒ひとりひとりの学力や性格にあわせて「個別に指導」するために開発された指導形態で、必ずしも講師1人当たりの指導人数のことを指すわけではありません。

「1対1」指導の塾、「1対2」の塾、「1対3以上」の塾など、塾によって指導形態が異なり、概ね、1対1指導の塾が最も費用面では高額となり、講師1人当たりの指導人数が多くなるにつれ、費用も安くなるのが一般的です。

「1対1」指導、「1対2」指導の塾は難関校受験に特化した個別「進学塾」が主に採用する指導形態です。ハイレベルな入試問題に挑む必要があるため、講師による解説が長くなり、講師1人当たりの指導人数を1人~2人に絞って対応しています。難関校受験を目指しているお子様に適していると言えます。

難関校受験を目指すお子様以外は、講師1人当たりの指導人数をあまり気にされる必要はありません。公立高校の入試問題への対応、学校の授業への対応については、「1対1」「1対2」の指導は必ずしも必要ではないためです。基礎的な問題をしっかりと解けるようになることが重要なポイントになり、解説を聞くだけでなく、演習量を増やして理解した内容を定着させることが重要だからです。

最近では、「自立型」の次世代個別指導塾が増えてきており、人気を集めています。タブレットなどを活用することで、解説はプロ講師による映像に任せ、演習中心に授業を進めるスタイルです。従来型の個別指導とは異なり、講師による品質のばらつきがないのが特徴です。映像は生徒自身の理解度に応じて繰り返し見ることができたり、視聴速度を変えて視聴することも出来ます。AI(人工知能)搭載型の教材も増えてきており、生徒一人ひとりに合わせた最適な問題を出題し続けることで、短期間で圧倒的な効率で学習を進めることも可能になっています。もちろん、校舎での講師のサポートと併せて理解を深めることが出来るようになっています。

ここでは講師1人当たり指導人数について見てきましたが、やはりお子様の学力や性格、志望校によって、最も合う指導形態が変わってきます。体験授業等を通じて確認するようにしてください。

成績保証制度ってどうなの?

個別指導塾で増えてきているのが成績保証制度です。「中間テストや期末テストで+20点以上や+25点以上を保証します。」といった制度がある塾が増えてきました。塾に通い始めてから2学期以内に定期テストで「+20点」が達成できなかった場合には、次の学期の授業料はいただかないといった制度です。たいへん魅力的に映る制度ですが、中身はよく確認しましょう。保証を受けるためには様々な条件が事細かに設定されているからです。主な条件は以下のような内容です。

①同一教科(英語なら英語、数学なら数学)で週に2回以上を受講する

②夏期講習などの期別講習では、指定された回数の授業を必ず受講する

③指定された回数以上の宿題忘れがあると保証が受けられない

④指定された回数以上の欠席をすると保証が受けられない

⑤指定された回数以上の遅刻をすると保証が受けられない

上記のような条件が細かく設定されています。保証を受けるためには、実際にかかる授業料・講習費等もかなり高額になるため、本当は英語と数学で通いたいのに、英語しか通うことができないといったことにもなりかねません。費用面を含めて確認されると良いでしょう。中には、制度自体はあるものの、諸条件をクリアできず「実際に保証制度が適用されている生徒さんがいない」教室もあるようです。教室全体でどのくらいの生徒さんが成績保証の対象になっているのか、どのくらいの生徒さんが目標達成しているのかも確認されると良いでしょう。

塾に通い始める時期はいつ?

集団塾・進学塾ほど、開始時期が限定されないのが個別指導塾です。クラスがなく、一人一人に合わせて指導をしますので、年度途中・学期途中からのスタートにも対応できます。

集団塾の場合は、学校よりも授業進度が早く、どんどん先に進んでいきますので、学校での勉強に躓いてから通い始めたのでは、ついていくのが難しいものです。その点、個別指導塾では個別にカリキュラムを組み、必要に応じて、前学年まで遡っての復習にも対応してくれます。前学年の学習内容が不安という場合にも個別指導塾にご相談されると良いでしょう。

このように塾通いを開始する時期をあまり気にしなくても大丈夫な点が、個別指導塾の強みでもありますが、個別指導塾に通う場合でも極端に遅い時期(入試直前期など)では手遅れになる場合もありますので、なるべく早く通い始めることをオススメします。

個別指導塾の合格実績は?

集団塾・進学塾と違い、個別指導塾の場合、難関校受験に特化した「進学個別指導塾」以外では、特定の学校への進学実績をアピールしていないケースがほとんどです。ひとりひとり、それぞれの志望校合格を全力でサポートするのが個別指導塾のスタイルです。

難関校への合格を目指す場合は、集団進学塾を検討されるか個別指導の進学塾を検討されると良いでしょう。

※合格実績の見方については、「集団塾・進学塾編」で詳しく触れています。

集団塾の選び方【中学生】

個別指導塾の講師はどう?

個別指導塾の講師の多くは、学生のアルバイト講師です。若い学生講師と聞かされると不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、若い学生講師のほうが生徒との距離感が近く、学習面以外も含め、相談しやすいという利点もあります。受験勉強を直近までしていた経験を活かして、受験に関する相談なども気軽にできるメリットもあります。面倒見の良さが個別指導塾ならではのポイントになりますので、チェックしてみてください。

指導面においては、教科によって先生が変わる場合があり、英語の先生は良いが、数学の先生は???といった場合があります。講師の力量にバラつきがある塾や教室もありますので、可能であれば、複数の教科の授業、複数の講師の授業を受けて、講師の良し悪しを判断するようにしましょう。

お子様の性格にピッタリ合った先生が見つかると良いですね!

最後に校舎全体の活気もチェックしましょう。良い塾には熱意にあふれた講師が多数在籍していて、独特の熱気に包まれているものです。また、挨拶ひとつをとっても違いがありますし、電話対応や校舎入り口付近でのお出迎え、お見送りの対応などにも差がありますので、ぜひ確認してみてください。

個別指導塾の料金はどのくらい?

個別指導塾の料金の相場は、概ね通常時で月額1万5千円~4万円程度(1教科~2教科の受講)です。

1対1、1対2など、講師1人当たりの担当生徒数が少ない塾、難関校向けの塾ほど料金が高くなる傾向があります。その他では、春期講習・夏期講習・冬期講習の他、中間テストや期末テスト前の対策授業などに別途費用が掛かります。集団塾とは違い、合宿などはあまりないようです。その他、教材費・テスト代・教室維持費などがかかります。

個別指導塾の場合は、集団塾と違い、教科ごとの受講となっていますので、5教科すべてを受講する場合は費用も高くなります。公立高校受験の場合は、5教科受験となりますので、5教科すべて受講した際の授業料は必ず確認しておきましょう。また、ひとりひとりに合わせてカリキュラムが組まれますので、夏期講習などの講習費や定期テスト前の対策授業も授業回数に応じて金額が変動します。

料金体系は塾によって異なるのが実情となりますので、月謝の他に維持費・講習費・オプション・教材・テスト代などを含めて、年間の総額がどのくらいになるのかを事前に確認しておくと良いでしょう。また、成績保証制度がある塾の場合も年間の総額を事前に確認しておくと良いでしょう。

個別指導塾の選び方のまとめ

様々な角度から個別指導塾の選び方・比較ポイントを見てきましたが、一番大事なことは「お子様に合うかどうか」「お子様がやる気になるかどうか」「お子様がいきたいと思える塾かどうか」です。これは集団塾でも個別指導塾でも結論は同じです。なぜなら、実際に塾に通うのはお子様だからです。保護者の方から見て良い塾であったとしても、お子様が行きたがらないようでは、満足いく結果は得られないもの。親子で塾を見て回り、時間をかけて話し合って決めていただくことが後悔しない塾選びのポイントです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。お子様にとっての最適な塾を選んでいただくお役に立てれば幸いです。

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集団塾の選び方【中学生】